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2024.10.08

その他

経営者が縄文文明から学べること

先週、経営者の仲間たちと青森県にある縄文遺跡を巡ってきました。写真は「三内丸山遺跡」で撮影したものになります。

縄文文明は、今から約16,000年前に起こった世界最古の文明です。

私たちが学校教育で学んだ世界最古の王朝がメソポタミア文明だったので、縄文遺跡の発掘によりその常識が覆ったことになります。

しかも、縄文遺跡から発掘された人骨からは、人々が争った跡が全く発見されていないとのこと。

1万年以上もの長い年月、争いのなかった時代だったのは驚きですよね。

縄文時代に生きた人々は、おそらく「生命」を何よりも尊んできたのだと思います。縄文遺跡からの発掘物の代表格が、「土偶」と「貝塚」です。

土偶の特徴の一つが、お腹がふっくら膨らんでいることであり、妊婦を表現しているとも言われます。※写真は、是川縄文館で展示されていた合掌土偶です。

縄文人の平均寿命は約30年と短命だったと言われています。お産後の生存率も極めて低かったそうです。

縄文人たちにとって、生命を繋ぐこと自体がとても難しいことであり、生命を生み出す存在である女性に対する崇敬の念が大きかったのではないかとも考えられます。

生命を奪うことよりも、生命を生み出し次世代に繋げていくことに重きをおいていた。そうした思想が、1万年以上も争いのない平和な時代を形作っていたのではないでしょうか。

企業の30年後の生存率は0.02%と言われるほど生き残るのが難しいと言われてしますが、本当にそうなのでしょうか?

日本は世界最古の長寿企業大国であり、神武天皇から2600年以上も続く世界最古の王朝です。生命を誰よりも尊ぶ日本人だからこそ成し得たことではないでしょうか。

そのような素晴らしい縄文人たちのDNAを、我々日本人が受け継いでいてもおかしくはないのです。

我々の中に眠っている縄文人のDNAを目覚めさせることが、日本の企業を救うカギになるのではないか。そのようなことを、今回の縄文遺跡巡りで感じた次第でございます。

最後に余談を1つだけ


今回泊まったのは、ちょうど岩木山神社の近くの宿でした。

早朝、宿の屋上からご来光を拝みに行ったのですが、太陽の真上に見える白いもの。

これ何だと思いますか?

多分、月ではありません。月は西に沈むものですからね。

ご想像にお任せする形になりますが、世の中まだ科学で解明されていないことが多いことを実感いたしました。