2024.04.30
講師セミナー
真に強い社長は自分の「弱い」を認めている
黒字化本氣塾@茨城県水戸市
茨城県水戸市で活躍されている財務コンサルタントの宮田久雄先生が主催する定例勉強会「黒字化本氣塾」に参加してきました。
宮田先生は、水戸市を中心に顧問先21社様のほとんど全てを赤字から黒字に変える凄腕のコンサルタントです。
そして、宮田先生の強力なパートナーの市毛会長も、厳しさと優しさをあわせ持つ人格者です。
顧問先を黒字に変えるには、社長自らが数字を学ぶことは当然ですが、社長自身が「本氣で黒字化したい」と思えるかどうかが大事です。
黒字化本氣塾に通う社長たちが、なぜここまで本氣になれるのか?
その片鱗の一部を垣間見ることができたので、この場を借りてお伝えしたいと思います。
真に強い社長は自分の「弱い」を認められる人間である
黒字化本氣塾には毎回数十名の社長さんが通われており大盛況です。
繰り返し通われる方もいれば、1回で来なくなってしまう方もいます。
でも、繰り返し通われている会社の財務は、ちょっとずつですが確実に良くなっている様子でした。
財務が良くなる会社・よくならない会社
その違いが、今回の黒字化本氣塾の参加で少しわかった気がします。
違いとは、タイトル通り社長が自分の「弱さ」を認められるかどうかです。
悪い会社が変わるには、社長自身が変わるしかありません。過去の成功体験や自分のメンツを一切捨てて、やるべきことを全てやる。たったそれだけのことです。
しかし、社長は誰しもが意地っ張りな生き物なので、過去の成功体験やメンツをなかなか捨てられない存在です。
地元の製造業で、数年前まで赤字債務超過で潰れそうな会社の2代目がいらっしゃいました。
その方も宮田先生と顧問契約を結んでいるのですが、当初は業績も全く良くならなかったのです。
もはや、会社を潰すか人を減らすか、選択肢は2つだけという状態だったそうです。
追い詰められた社長は、奥様と一緒に全社員と面談し、ご高齢になった社員さんに退職していただいたとのこと。
不要な機械や車両も売却し、固定費も削減できるだけ削減した結果、昨年の決算で黒字を達成したそうです。
人を辞めさせることの賛否両論はあると思いますが、今までの社長の覚悟ならば、そんな決断もできなかったのではないかと思います。
変われる社長は、自分の弱いところと真剣に向き合って、変える努力をしている。それを黒字化本氣塾の塾生から体感しました。
宮田先生のように絆走支援者と経営者が本氣で良い会社づくりに向き合う場作りを、当社が主催する財務本氣塾でも進めていきたいと思います。