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2024.06.25

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日本企業の経営はアメリカより劣ってるのか?

最近、日本の神話や歴史、大和言葉を学ぶことが増えてきました。

これらのことを學べば學ぶほど、日本は素晴らしい国であることを実感します。

学校教育では、第二次世界大戦中に日本がアジアを侵略した悪い国だったと教わりますが、実態は全くの真逆のこと。

実際は、西洋諸国によって植民地化されたアジアを解放するための大東亜戦争だった訳です。

こうした自虐史観は、戦後アメリカによって仕組まれたことだったということですね。

そうした中で感じた疑問が、タイトルに掲げた通り「日本企業の経営はアメリカよりも劣っているのか?」ということです。

著者の私も、中小企業診断士の試験科目でアメリカ生まれの経営理論を沢山学んできました。

例えば「パーパス経営」と「ティール組織」をご存知ですか?

これはどちらもアメリカ生まれの経営理論と言われていますが、元を辿ればどちらの理論も原点は日本にあるんじゃないかと思われます。

「パーパス経営」とは、「自社が何のために存在するのか?」を明確にした経営のこと。

でもこれって「理念経営」と何が違うんでしょうか?

日本で1000年以上続く老舗企業は、どこも理念経営をやってきましたし、働くことは「傍を楽にする(自分以外の誰かを幸せにする)」ことを実践してきましたのではないでしょうか。

ティール組織はざっくり言うと「社員が自由に働きながら成果を最大化している組織」のこと。

でも、日本の老舗企業はそもそもがティール組織なんじゃ無いでしょうか。

石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルの研究によると、日本の長寿企業に共通する要素の一つに、「分散的に経営され自由度がある」ことを挙げています。

長寿企業のあり方こそが、ティール組織だと思うのですが、如何でしょうか。

したがって、パーパス経営もティール組織も、アメリカ企業が日本の老舗企業を研究して理論化したものを、日本に逆輸入した、というのが実態なんじゃないかと思います。

だからと言って「日本の方が優れている」というマウント取りの話ではありません。

ただ単に、「原点」に立ち返って日本の素晴らしさに気づく。それだけなんじゃないかなぁと思います。

MBAや中小企業診断士で学ぶ経営理論は、大半がアメリカ生まれの理論ですが、実務で役に立つものも多いです。

日本に立ち位置を置いた上で、アメリカの経営理論の良いところを取り入れる。どちらかといえば、それが本質のような気がしますが、いかがなものでしょうか。

そろそろ、「日本は悪いことをした国」っていう自虐史観とか、「日本はアメリカよりも劣ってる」っていう劣等感は卒業してもいいんじゃないでしょうか。

皆さまはどう思われますか?