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2025.01.23

その他

1/26(日)は川越市長選挙
政治について私が思うこと

私の生まれは「小江戸川越」のブランドで馴染みの埼玉県川越市です。今週末、我が川越市では市長選挙が控えております。

いつの時代か分かりませんが、「政治と野球と宗教の話は喧嘩の元になるからしてはいけない」みたいな議論が起こったことがあります。

あれって一体何なんでしょうね。

政治も宗教も、どっちも大いに語った方がいいと思います。宗教が欠落したから日本人は弱くなった。我々が政治に無関心だから、政治家も腐敗した。

川越市町選挙をきっかけに、私が政治について思うことをお話させていただきたいと思います。あくまでも伊藤個人が思っていることなので、会社としての総意ではないことをご了承ください。

今回の市長選では、4人の候補が立候補しております。選挙に落ちれば自分のみならず家族の生活まで危険に晒すことになる。そうしたリスクを背負って必死に選挙活動を行う候補は、皆とても素晴らしい方々ばかりです。凡人の私には到底真似できないことです。

その一方で、各候補の政策提言の中で1つだけ引っかかる点があります。

それは、市の財政が厳しいから「企業誘致」しようという政策提言です。そもそも、「財政が厳しい」の定義が不明ですし、人口35万人の川越市でなぜ財政が厳しくなるのか。

その議論は一旦置いておいて、財政の改善のためになぜ企業誘致をしなければならないのか?私はそこが引っ掛かります。企業誘致をするということは、その自治体に大企業を入れるということです。

あくまで私の意見ですが、企業誘致はメリットよりもリスクの方が大きいと思うのです。

企業誘致のリスク1:雇用と需要が奪われて中小企業の倒産が続発

地方でイオンのようなGMSが出店して商店街が廃れたことは、皆さまにとって記憶に新しいはず。

最近の例では、台湾の半導体製造のTSMCが熊本県に工場を誘致したことで、地元の中小企業で人手不足が続発しました。

企業誘致によって雇用創出の効果はあるのかもしれないですが、中小企業にとってはリスクの大きい政策のはずです。もちろん、参入企業の業種や規模感にもよります。私も何名かの候補者とお話しさせていただきましたが、その点について具体的な話は一切出ませんでした。

知られたくないことがあるのか、あるいは何も考えていないだけなのか。正解が何なのかは分かりませんが、候補者4人がみな口を揃えて「企業誘致」を唱えていることに不気味さを感じます。

企業誘致のリスク2:外国人人口の増加

仮に企業誘致によって雇用が促進されるとしても、メインの雇用が日本人ではなく外国人になることが懸念です。

川越市の人口35万人のうち、2024年時点における外国籍の人口は約1万人(2.9%)です。

誘致した企業が安い賃金で外国人ばかりを雇用したらどうなるでしょうか?

私は別に外国人を差別するつもりはありません。日本には独自の伝統・文化がある。日本に住むからには、日本の伝統・文化を尊重しましょう。それだけのことです。

「多文化共生」という名目で、品のない外国人に合わせる必要など、どこにあるのでしょうか?

「クルド人問題」で話題になっている埼玉県川口市の実態を見れば、外国人を無闇に受け入れるリスクは一目瞭然です。

そもそも論:企業誘致って意味あるのか?

企業誘致って、詰まるところ単なるパイの奪い合いではないかと思うのです。

企業誘致によって川越市が「得」をする分、他の自治体が「損」をする。

単にそういう構造ではないでしょうか。

ですから、「誰が市長に適任か」という視座ではダメだと思うんです。だって、誰が市長になっても結果は同じだから。

戦後80年経った今でも、日本は外国の植民地支配下にある

この視座に立てば、物事の本質が見えてくるのではと思います。

結局、我々は意図しないうちに味方同士で争わされている。「ふるさと納税」も全く同じ構造だと思います。

だから私の結論は、「政治家が変わる前にわれわれ民間人が変われ」ってことです。世の中の支配構造に気づき、本来備わっている日本精神に目覚める。

日本のリーダーたる経営者に向けて、こうしたメッセージを引き続き発信していきたいと思います。

何はともあれ、皆さん選挙にはちゃんと行きましょうね。

最後までご拝読いただきましたことに感謝申し上げます。

弥栄(いやさか)